ブックタイトルキャンパスネット 2020 SPRING 春 39号

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概要

キャンパスネット 2020 SPRING 春 39号

宇都宮大学発のベンチャー企業がとちぎんビジネスプランコンテストで優秀賞を受賞ビジネスプランコンテスト受賞者と審査員の皆さん優秀賞を受賞した村井保氏(左)株式会社栃木銀行(黒本淳之介取締役頭取)は、地域の将来を担う中核企業の発掘や育成を目的に、創業を目指す個人および創業5年以内の事業者を対象とした「第4回とちぎんビジネスプランコンテスト」を開催しました。本コンテストは、「地域発!羽ばたく起業家」をテーマに男女問わず幅広く募集を行い、栃木銀行の営業エリア内から51名の応募がありました。書類選考、面接、プレゼンテーションの審査を通過した5名が2019年10月に宇都宮大学峰が丘講堂で開催された最終選考会に選ばれました。審査は、事業の独自性や新規性、成長性などのほか、実現可能性、熱意やプレゼンテーション能力などを総合的に判断し、厳正に審査されます。受賞者には、資金調達をはじめ士業などの専門家の紹介、企業とのビジネスマッチングや創業に向けた様々な支援を受けられる特典があります。最終審査会の結果、2015年の3月まで宇都宮大学農学部の教授だった村井保社長が起業したベンチャー企業、株式会社アグリクリニック研究所が優秀賞を受賞しました。村井氏は、植物の葉の裏に寄生するハダニに農薬が効きにくく、農作物の育成に甚大な被害を及ぼしていることに着目し、高濃度炭酸ガスを使った防虫装置の開発に取り組んできました。化学物質を使わずに高い防虫効果が得られることが確認できたことから、安心、安全な「フリー苗」として、イチゴ生産農家やイチゴ観光農園などへの普及に尽力しています。栃木銀行法人営業部地域創生室の根本主任調査役は、「本コンテストは、過去に4名の現役大学生がチャレンジし4名すべてが2次審査に進み、更に3次審査を経て2名がファイナリストとなっております。その一人である小泉泰英氏は、発酵の力で未来の子供たちを健康にしたいと在学中に㈱アグクルを設立し、現在、大変ご活躍されております。ですから大学生などの若い人たちにもこのチャンスを生かし積極的にチャレンジしてほしい」と話しています。*本コンテストの入賞者上位2名が、中小企業庁が主催する「Japan Challenge Gate 2020~全国ビジネスプランコンテスト~」に推薦されました。全国から集まった応募者の中から村井氏が、第一次審査を見事突破し、1月末に実施された二次審査でファイナリスト8名には届きませんでしたが、全国の20名に選ばれました。現在、村井氏の事業は順調に拡大し、新農場計画が進んでおり、生産体制増強による更なる飛躍が期待されております。村井氏のプレゼンテーション12